表示順位10位以内ランクインで売上倍増?
飲食店の選び方 アンケート調査 Google MEO対策

「エリア+業態」検索で上位ランキングできた場合の売上をシミュレーション

アンケート調査結果から紐解く、表示順別の予測売上

グルメサイトに広告費が偏っている飲食店様が非常に多い現状に疑問があり、Googleと主要グルメサイトの力関係や、グーグルマップの利用頻度等を調査すべく、下記の通りアンケート調査を行いました。

調査期間 2021年3月12日(金)~3月14日(日)
調査対象者 日本全国に在住している18歳以上の男女
調査人数 1,310人
調査実施機関 ランサーズ株式会社、株式会社クラウドワークス
前提条件 新型コロナウィルスの蔓延が、ワクチン接種などによってインフルエンザ並みに制御できている状態にあり、経済活動が正常化していること。

「飲食店の選び方」を主題として、計9問の設問でアンケートを実施。調査結果につきましては下記記事にてまとめておりますのでご参照ください。

飲食店 MEO対策
飲食店の選び方 アンケート調査 飲食店にGoogle MEO対策が必要な理由

Googleと主要グルメサイトの力関係や、グーグルマップの利用頻度等をアンケート調査。結論、Googleの圧倒的な優位性が如実に表れる結果に。主要グルメサイトと比較してもGoogleの勝利。

当記事においては、飲食店の予約や下調べをする際の1,310人の行動について分析し、掲載順位によって想定クリック率や予測売上がどのように変動するのかまとめました。

当アンケート調査結果やシミュレーションが、この記事を読んで頂いている飲食店経営者様のお役に立てましたら幸いです。

Google検索する場合の検索方法

4人中3人が「エリア+業種(業態)」でGoogle検索する

エリア+業種で検索する割合
「エリア+業種」で
Google検索する割合
0 %

現状では、上記の通り高い割合でGoogle検索される方が多いので、Google検索する際の基本パターンを簡単にご説明します。

今回は「新宿 居酒屋」を例に挙げます。

1ページ目には、先ず上位3店舗が表示されますね。

エリア+業種(業態)のGoogle検索1

アンケート調査結果からは、約74%の方が「すべて表示」をクリックして次ページへ進むことが分かりました。

奇しくも「エリア+業種」でGoogle検索する割合と同じ数値になりましたが、それは偶然だと思いますので無視して下さい。

エリア+業種(業態)のGoogle検索2

2ページ目では、上記画像のように「新宿 居酒屋」にマッチングした飲食店情報が、ずらり20店舗並びます。

Googleローカル広告に出稿されている店舗がある場合は、最上位に広告が表示されます(最大2店舗)。

上位3店舗の直下には「他のワードの店舗情報」がカルーセル形式で表示されますね。

当記事を執筆した2021年3月23日現在では、「新宿 居酒屋」で検索した際には「にぎやかなお店」「居心地が良いレストラン」「和食店」「飲み物を安く楽しめるお店」「海鮮料理店」「深夜営業の飲食店」「グループ向きのレストラン」「グループで安く楽しめるお店」「焼き鳥屋」「食事を安く楽しめる」という項目が並びました。

このような情報を上位3店舗直下にGoogleがカルーセル表示するという事は、上位3店舗のクリック率が圧倒的に高いという理由からだと思います。

さて、前置きはこのくらいにして、1,310人のアンケート調査結果を実際に見てみましょう。

【設問】飲食店情報を検索する際のサイト数を教えて下さい

その街の飲食店を検索する場合、どの程度検索しますか?

※複数回答不可(有効回答数1,310)

A:表示順に1位~3位全てチェックする(179人/13.7%)
B:表示順に1位~5位全てチェックする(336人/25.6%)
C:表示順に1位~10位全てチェックする(145人/11.0%)
D:上位3店舗の中から良さげなお店のみチェックする(163人/12.4%)
E:上位5店舗の中から良さげなお店のみチェックする(298人/22.7%)
F:上位10店舗の中から良さげなお店のみチェックする(180人/13.7%)
G:その他(9人/0.7%)

このアンケート調査結果から、掲載順位ごとの想定クリック率や想定客数、想定売上をシミュレーションしてみます。

上記アンケート調査結果をベースに想定クリック率や想定客数を算出

掲載順位ごとの想定売上をシミュレーション

シミュレーションの基準となる前提条件
上記D・E・Fパターンのクリック数 複数クリックされる可能性もあるが、最低の「1」としてカウントする
Gパターンのクリック数 1%未満である為、カウントしない
検索ボリューム 月間22,200人と定義します(※下記画像参照)
来店率 食べログ等の実績を引用し、「2%」と定義します
客単価 上位10店舗の中央値「4,000円」を想定客単価とします
組人数 今回は居酒屋なので、「2.5名」を組人数とします
受入れ態勢 コロナ禍に関わらず入店制限は行わない、満席を考慮せずに全て受け入れるものとします
新宿 居酒屋

上記前提条件のもと、掲載順位ごとにシミュレーションしてみます。検索ボリュームは、Googleデータを引用して月間22,200人と定義します。

なお、1名あたりのクリック数は、およそ3.3回~4.6回と推定されます。

掲載順位別シミュレーション
掲載順位 1~3位 4~5位 6~10位
想定クリック率 61.1% 43.4% 12.8%
想定クリック数 13,564 9,635 2,841
想定来店組数 271組 193組 57組
想定客数 677人 482人 142人
想定売上 270万円 193万円 57万円

上記のように、上位3店舗と6~10位では、月間で5倍ほどの売上差が単純計算で出ることになります。

実際には、Googleはローカル検索(Googleマイビジネス)結果の掲載順位が決定される基準として、「関連度」「距離」「知名度」の3点である事を公表しておりますので、検索ユーザーごとに位置情報が異なる以上、掲載順位が常に一定という事はまずありません。

しかし、弊社が行った本件アンケート調査では11位以下のクリック率は1%未満という結果でしたので、10位以内と11位以下の店舗では著しい売上差が出ます。

「新宿 居酒屋」というビッグワードで10位以内にランクインすることは容易ではないかも知れませんが、冒頭に出てきた「にぎやか」「和食店」「海鮮料理店」「深夜営業」「グループ」「焼き鳥屋」というキーワードを加えた場合は難易度が下がります。

Google MEO対策をしっかりとする、または狙ったキーワードでGoogle広告を行う、という施策を講じることによって、売上は飛躍的に伸ばせると思います。

MEO対策後の推移

弊社はリピーター対策ツール、Googleマップ上位表示ツール、Web広告運営代行、飲食店ホームページ制作等の集客支援業務を行っております。

集客にお悩みがございましたら、是非お気軽にご相談くださいませ。

なお、以前は飲食店 リピートする理由リピートされない理由について調査致しました。飲食店経営に関わっていらっしゃる方であれば、ご一読されることをお勧めいたします。

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